2011年5月14日土曜日

求人票と配置転換命令-気がついたら福島原発で作業の報道に思う

「宮城県で運転手募集」という求人に、大阪の方が応募して、採用されたら、福島第一原発で作業させられたという事態が発生して、マスコミにも大きく取り上げられました。求人募集の内容と実際の仕事があまりにもかけ離れすぎていて、しかも、危険度の高い職場での勤務とあっては、厚生労働省も見逃すわけには行かず、業界に、求人内容を適切に明示するよう要請しています

一般的に、会社には、地域限定や職種限定で採用していない限り、社員を配置転換したり、転勤させるという命令を出せることになっています。(もちろん、業務に必要な限りですが。)

2011年5月10日火曜日

非常災害時の特例

東日本大震災で被災された地域では、官民を問わず皆さん献身的に働いていらっしゃいます。
一日も早い復興を願っておりますと共に、働いている皆さん、体をこわさないようにして下さい。

さて、こうした災害時に、会社が社員に対して、通常の勤務時間を超えたり、休みの日に働いてもらう必要が出てくる場合があります。これは労働基準法33条に規定があり、通常の残業とは区別して考えられています。条文を見てみましょう。