2011年2月11日金曜日

有給休暇は、Paid Leaveなどと翻訳します

英文就業規則で、Payと出てくればほとんどの場合は給料のことを指します。

有給休暇を英訳すると、"Paid leave"とか"Paid holiday"という訳言が出てきます。
Paid とは、給料が払われたという意味になりますし、LeaveやHolidayは休みの日です。
つまり、会社を休んでも給料をカットされない有給の休みの日ですね。



年次有給休暇は、労働基準法39条に規定されていて、新入社員については、入社後半年間の出勤率が80%以上であれば、会社は7ヵ月目から1年間の間に10日間の有給休暇を与えなければならないとなっています。でも、入社と同時に10日の休暇を与えても構いません。

その後も勤続年数に応じて有給休暇の日数が増えていき、最終的には上限20日を与えることになっています。

第6条 (年次有給休暇)
会社は、入社した社員に対し、入社時に10日の年次有給休暇を与える。


Article 6 (Annual Paid Leaves)
The Company shall grant  ten (10) days of annual paid leaves to the employees when employed.

年次は、 "annual"が一般的です。
与える、を "grant"と訳しましたが、"give"や"provide"でも良いと思います。

この英訳文の主語を社員にして、新入社員は10日の有給休暇が与えられると訳す方法もあります。

Article 6 (Annual paid holidays)
The newly recruited employees are given ten (10) days of paid holidays.

”are given"と訳したのは、権利として必ず休暇がもらえるということを示したかったからです。

日本人社員の有給休暇の消化率は50%以下ですが、欧米人はほとんど100%消化しているようです。更に、上乗せで病気休暇(当然Paid)が欲しい等と言い出したりしますね。

私は、有給の病気休暇のことを、"paid sick leave"と訳します。


それではまた

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